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絵画教室?表現アートセラピー?

10年以上の付き合いになる友達が、絵画教室を今年から始めました。
場所は国分寺。
ホームページもあります。
本当は許可をもらってアドレスを載せたいところなのですが、
その友達本人は、今、愛知万博のお仕事とかで東京におらず、連絡がとれません。

で、その教室の内容なんですが、
大人も子供も教室には通えるけど、作ったものに対して批評・分析をしたりはせず、
上手になるとかを目的にすることもしないといいます。

ん〜〜絵画教室に通おうとする動機って
「もっと絵がうまくなりたい」
もしくは
「絵がうまくなって欲しい」
なのでは?
批評も分析もしないで上手にもならないんじゃ通う意味がないんじゃない?

と思う向きもあると思うのです。
でもそういうのって、特に情操教育という観点から見てあんまり意味がないんですよねー。
競争社会のひな型が増えるだけと言うか…
子供の絵は本当に純粋なのか?」という項でもちょっとそういう話を書いたのですけど。

で、その友達は「表現アートセラピー」というものを学んでいる身でもあって、全国で行われているワークショップや学会に、助手(正式な肩書きはわからないのだけど)的な立場で参加してるのです。

僕はその手のことって門外漢で、説明があやふやになってしまうのだけど、そもそもセラピーとは心のケアをする療法全般のことで、その中で、比較的よく使われるアートセラピーという手法があります。
絵を描いてもらって、その内容を吟味して、心の問題点を探っていくというものです。
犯罪者の精神鑑定にもよく使われてニュースや週刊誌に載ってたりするので、知っている方も多いと思います。

表現アートセラピーはアートセラピーと言葉は似てるけど全く違うもので、絵を描いたり、粘土をこねたり、ダンスを踊ったり、音楽を演奏したり、とにかくものづくりをする過程自体を、こころの成長や治癒に生かしていこうというもの、らしいです。
専門家から見たらかなり語弊のある言い方なのかもしれませんが。
セラピーというくくりで言うと、なんだか自分には関係ないもののような気がするんだけど、これって子供への教育や、生涯教育全般に役立てられる考え方だと思うんですよね。
だからこそ、友達は教室を始めよう!と思い立ったのだと想像するんですけど。

僕自身が絵を描く仕事だからというのもあるけど、すごく興味のある分野です。