今年で34歳になる既婚でメタボのおっさんが書く事じゃないようなことを書きます。
青臭い話。
「男女間の友情は成立するか?」なんてことを誰しも一度は考えた事があると思う。
誰でも肯定にせよ、否定にせよ、一家言あるんじゃないだろうか。
僕は断然、男女間の友情は肯定派だった。
恋愛感情抜きで、一緒にいると楽しい相手というのは全然あると思ってた。
少なくとも相手も(僕の場合は女の子の友人)同じ意見だったら、成立するもんだと信じてた。
僕の通ってた美大という場所は……いやこれは別に、美大の一般的な様子かどうかはわからないけど… 例えば一人暮らしの異性の部屋に上がり込んでも、セックスOKとかそういうんじゃなく、おしゃべりして、ご飯を食べて、 時には酒を飲んで、(文字通り)寝て、次の日何も無いままバイバイするというのが普通にあったし、映画や美術館を観に一緒に出掛けたり、どう考えても他人から見たら「デート」なシチュエーションでも、「遊びに行く」という言葉で括ってた気がする。
まあその分、実際恋愛に発展させようとする場合、相手の行動の何を持って「脈あり」だとするかは、やけに難しい環境だったかもしれない。
それはさておき、
大学を卒業してもうすぐ9年。
今では正直言って、男女間の友情は成立するか、全然わからない。
今でも連絡を取り合っている大学時代の異性の友人もいるし、(ほぼマイミク。mixiが無かったら……こわ)別に大学時代に限らず、異性の友人は今でもいるんだけど、もちろん疎遠になってしまった人もいる。
そして、最終的に結局恋愛でお互いを傷つけ合うしか無かった人も、いる。
例えばお互いに結婚もしていなくて、交際相手もいない状態で、恋愛に発展し得ない異性間の友情というのはあるのだろうか?
あると思うんだけど、例えば「お互い恋愛対象としては好みじゃないから」とか「昔付き合っていてお互い恋愛ではうまくいかないとわかっているから」みたいなある種のストッパーがそういう場合は大抵効いている気がする。
その時点で「恋愛」という命題から逃れているわけじゃないような。
結局、子孫繁栄のためのメカニズムである「恋愛」から完全に自由な友情って同性間 (もちろんノーマルセクシュアリティの場合)しかないのかなあ、とかそんなことを思ってます。
無職で考える時間ができたからかな。
最近いろいろ昔の事を思い出しながら、感傷的な気持ちになります。