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デジタル一眼レフカメラ Canon EOS 60Dを購入

しばらく前のことだが、念願のデジタル一眼レフカメラを買った。
用途は背景美術の資料撮影、セールスプロモーションの賞品のブツ撮り、あとは趣味。
どの機種を買うか、というのは誰でも迷うと思うが、よくあるニコンかキヤノンかについては私の場合、あまり迷わなかった。
というのも、数年前まではキヤノンの方がレンズ体系や画像処理について、明らかに優位に立っているという印象を持っていたからだ。
その頃からずっと欲しくて検討してきたせいで、どうも自分で情報にバイアスをかけていたみたい。
昨今ではその差は埋まっているようだし、機械としての質感はメーカー差よりもグレードに負うところが大きいし、結局は好みなのだと思う。
いや、男性で機械の所有欲を満たしたいのならニコンの方がいいのかも。
D7000とか本当によさそうなカメラだなと思う。
一度買ってレンズ資産ができればできるほど、あとから乗り換えは難しいので、好みとはいえ難しい問題ではある。

ミラーレスやその他のメーカーについては初めから検討はしていない。
レンズの選択肢などを総合的に考えて、まだ時期尚早だと考えたからだ。
ただしサブカメラとしてや、コンパクトデジタルカメラの延長として考えるならば、ミラーレスは合理的だし、どんな形であれいずれキヤノンもニコンも参入するのだと思う。

学生時代は銀塩カメラのペンタックスのMZ-5を使っていた。
レンズも数本持っている。
全く手入れしていないので既にダメになっているが。
あとはしばらくニコンFM2を借りて使っていた時期もある。

キヤノンってデジタル一眼レフ黎明期は圧倒的な商品力、技術力だったけど、そのせいかすごく保守的な商品開発しかできなくなってる気がする。
新しさよりも不満点の解消に重きが置かれがちというか。

前置きが長くなってしまったが結局買ったのはこれ。

CMで渡辺謙が「趣味なら本気で」と構えてたやつ。

ありがちだがEOS kiss X4と迷った。
私の場合、質感とか構えたときの安定感は割とどうでもよく、軽くて同じ写りなら持ち運びが億劫にならないX4かな、と最初は考えた。
しかし実際比較すると、X4は

  • 防塵防滴ではない
  • カメラ上部の表示パネルが無い。
  • バリアングルモニターではない(X5はバリアングルだけど)
  • 連射速度が遅い
  • ファインダー倍率が約10%低い(つまり対象物が小さく見える)

など、結構差がある。
さらに重さについては、買った60Dは前世代の50Dに比べて金属からプラスチックになって軽くなった。
これネットでは批判的な声が多いけど、私にはこれが決め手だったと言ってもいいくらい。
防塵防滴性能が維持されているなら、軽いほうがいいに決まっている。
上位機種の7Dはずっしりくる重さ。
あ、もちろん価格的にも7Dは無理だった。
あんまり動きの激しいスポーツや動物や乗り物を撮ることは想定していないので、連射速度はkissでも良かったくらい。

キャンペーンでこれがもらえた。

ムック本とカメラバッグのセット。
入っている本はランダムだが私のはこれが入っていた。

バッグについてはまあこんなものかな、という感じ。
職業柄、ノベルティでバッグを作ったりするので、おおよその原価は想像がつくが、まあなにも言うまい。
買ってすぐクッションや仕切りがついてる無難なバッグがあるのはいいことだと思う。

ダブルズームキットにしたのはキットの望遠側のこのレンズが欲しかったから。

あんまり望遠レンズに興味がないので、価格の割に軽くて写りがいいと評判のこのレンズを手にいれて打ち止めにしたいという考え。
だからレンズキットの別バージョン同梱のEF-S18-135mmもパス。一本つけっぱなしの人ならいいんだろうけど。
一本で済ます旅用レンズならタムロンの18-270mmでも買ったほうがいい。

標準レンズは私の用途でははっきりいっていらない。17-55mmつけるより30mmか35mmの単焦点(35mm換算で50mm単焦点)をつけてほしい。ただキヤノンの35mm単焦点は設計古過ぎるからリニューアルはして欲しいけど。
とはいえ、まだ単焦点持ってないんで、今のところ17-55mm、結局一番使用頻度が高い。
焦点距離が短いし、手ブレ補正が効くのでさすがに汎用性が高い。
でも暗くてボケにくいから、一眼レフならではの絵にならない。

本体にメーカー純正のストラップが付属してきたんだけど、なんかメーカーや機種のロゴが嫌で、いろいろと物色。これを買った。

ここをみるとこのストラップの利点がわかる。

メッセンジャーバッグのストラップと同じ要領で、素早く長さを調節できる。
ストラップはシートベルトの質感に似てる。
自転車乗りの人ならCHROMEのメッセンジャーバッグっぽいと言えば伝わりやすいだろうか。
クッション性は無いけど、肩に食い込まずいい感じ。
まあEOS–1Dsに長玉付けてるような人は厳しいのかもしれないけど、まあそういう人はこれ使わないだろう。

バッグはしばらくはキットのものを使うとして、別途これを購入。
カメラふろしき

ミズタマチョコレートという柄にしたけど、これはちょっとストラップのシルバーとは合わない色だった。
事前の想像不足。
交換レンズやアクセサリを持ち歩かない時はこれでカメラを包んで、肩からぶらさげるか、普段使いのバッグに放り込む。
カメラって本体はもちろん、レンズによっても大きさが変わってしまうので、ふろしきという日本人の知恵はぴったりくると思う。

キットレンズとは別に超広角レンズを購入。

一眼レフカメラを買った一番の目的は風景写真の撮影。
だから最初から超広角レンズは買うつもりだった。
このへんは元アニメーションの背景美術としては、趣味半分、仕事半分といったところ。

あとはこまごまとしたもの。

レンズ保護用にフードは買わずにフィルターを購入。

ダブルズームキットの2つのレンズ用。

広角レンズ用。

気休めに液晶保護フィルムも。

あとは単焦点の明るいレンズとバウンス撮影のための外部ストロボがあればとりあえずは満足かな。

いやブツ撮りに結構使うから今後マクロレンズ欲しくなるのかな…
フルサイズに移行するつもりもないし。

あ、そうそう。支払いはほぼ未来の自分任せです。